19歳の恐ろしさを改めて知らしめた一戦となりました!
高木選手も25歳とまだまだ若いので、2人の再戦も期待できます。
試合前の予想記事はこちら↓
高木凌vs秋元強真の戦前予想
高木凌vs秋元強真の試合結果
勝者 | 秋元強真 |
結果 | 判定勝ち |
決まり手 | – |
試合時間 | 3R |
秋元選手がスタンドの攻防で圧倒!
高木凌vs秋元強真の試合展開
それでは試合展開を振り返っていきます。
第1ラウンド
開始直後、高木選手は関節蹴りやローキックでリズムと距離を掴みにかかります。対する秋元選手は、ジャブを交えながらじわじわと前進し、圧をかけていく展開に。
中盤には秋元選手が距離を完全に掴み、左ストレートを打ち始めると、攻めのギアが一段上がります。高木選手はやや受けに回り、サークリングしながら距離を取る流れにシフトします。
第2ラウンド
秋元選手はジャブを軸に攻撃を組み立て、試合を支配。的確に距離を保ちながら積極的に攻め続けます。
一方の高木選手も、四つ組みの展開からテイクダウンを狙いますが、なかなか決定的な場面を作れません。
グラウンドの攻防も一進一退で、最終的には高木選手がやや優位なポジションを取る場面もありましたが、全体としては五分五分の展開に
第3ラウンド
秋元選手は鋭いジャブを出し続け、スタンドで主導権を握り続けます。
高木選手はスタンドの打撃勝負を避け、タックルからのスクランブルを狙いますが、秋元選手が冷静に対応。
最後まで両者譲らず、惜しい場面を互いに作るも決定打は出ず、そのまま試合終了となりました。
勝敗を分けたのは、秋元選手の総合力の高さ
両者ともに、自分の得意な形で勝機を探る良い試合でした。
最終的に勝敗を分けたのは秋元選手の総合力であり、特にスタンドでの差だったように感じます。
フィジカルは互角、組み技も互角、グラウンドではわずかに高木選手がリードという感じでしたが、スタンドでの差がそのまま試合全体の流れと結果に繋がった印象です。
そして、何より驚かされたのは秋元選手の“腰の強さ”
高木選手のしつこいタックルを、あそこまでしっかり切れるとは……。
まだ19歳とは思えない完成度の高さに、正直驚かされました。恐るべき若さとポテンシャルです。
レベルの高いMMA戦で見応え十分!
スタンド・組み・グラウンドと、すべての局面で攻防が繰り広げられた、非常にレベルの高い15分間でした。
どちらにも勝機があり、常にKOや一本の匂いが漂う展開に、最後まで目が離せませんでした。
ふたりともまだ若く、今後の成長と再戦の可能性にも大いに期待できます。
今後の展望とマッチメイクの期待
勝利した秋元選手は、萩原京平選手や久保優太選手といったストライカー相手の試合も面白そうですし、摩嶋選手や武田選手のようなグラップラーやレスラータイプとの対戦も見てみたいところ。
敗れた高木選手も、まだまだこれから。トップ層とのマッチアップは少し早いかもしれませんが、新居すぐる選手との再戦など、カードとして魅力的な試合がたくさんあります。
なお、個人的に少し引っかかったのは2Rの場面。
高木選手のタックルでリングアウトした際、あれだけしっかりテイクダウンを奪っていたので、リング中央でお尻をついた状態から再開でも良かったのでは…と感じました。
高木凌と秋元強真の試合後インタビュー
最期に、oriconの試合後インタビューをご紹介します