平本選手の欠場からさまざまな対戦相手が予想されていましたが、鈴木千裕選手に決まりました!
朝倉未来選手の復帰戦であることはもちろん、ダウトベック選手との激闘から僅か一か月で参戦する鈴木千裕選手の漢気やダメージなど、話題盛りだくさんのカードです。
この記事では、両者の実績やスタイルをもとに、勝敗予想をしていきます。
朝倉未来 vs 鈴木千裕の試合日程・放送情報まとめ
対戦カード | 朝倉未来 vs 鈴木千裕 |
位置付け | RIZIN男祭りセミファイナル |
大会名 | RIZIN男祭り |
開催日 | 2025年5月4日(14時放送スタート) |
放送 | ABEMA / U-NEXT / RIZIN LIVE(PPV) |
2人の戦績・ファイトスタイルを比較
試合予想の前に、未来選手と千裕選手の戦績や特徴を振り返っていきましょう!
朝倉未来選手の特徴
戦績
23戦:17勝 / 5敗 / 0引き分け / 無効試合1
アウトサイダーの2階級王者としてRIZINに参戦以降、格上を次々と倒し一気にトップクラスに。ただ、23年7月に行われた超RIZIN2にて、ケラモフ選手に負けてから調子を崩してしまう。
ケラモフ選手の敗戦含め、キックルールではYA-MAN選手に、MMAでは平本連選手に、いずれも1ラウンドで一本負け・KO負けをしています。
スタイル・特徴
スタイルはストライカーです。特に右フックのカウンターが得意で、これまで何度もダウンを奪ってきています。また、左のストレートも得意で、前に来ない選手には自分から仕掛けていくことも多いです!
腰の重さにも定評があり、テイクダウンを恐れずにアグレッシブに攻めていく姿勢が魅力です。試合の進め方にも表れていますが、かなりの頭脳派で、冷静に相手を分析し作戦を実行していきます。
しかし、ケラモフ選手とのフェザー級タイトルマッチから積極性に欠ける場面が増え、自ら手を出す、アグレッシブに前に行く姿勢が見られなくなっています。
鈴木千裕選手の特徴
戦績
19戦:13勝 / 5敗 / 0引き分け / 無効試合1
直近の試合はクレベル選手、ダウトベック選手に連敗したものの、その前まではピットブル選手・ケラモフ選手・金原選手をKO・TKOで下しています。負け方も悪い負け方ではなかったことから、連敗しているものの今でもトップ層に位置しています。
スタイル・特徴
スタイルはストライカーです。現KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者であり、クレベル選手に負けるまでは、MMAとキックボクシング両方のチャンピオンでした。
そのためスタンドの技術力が高いことはもちろん、アグレッシブに攻め続ける姿勢と爆発力が魅力で、スタンド・グランドどちらであっても一発で決める力があります。ガードポジションからケラモフ選手に放ったかかと落としは、本当に衝撃でした!
ただ、前戦のダウトベック戦では壮絶な打ち合いをしており、そのダメージが心配されています。
朝倉未来対鈴木千裕の勝敗と展開予想
それでは、勝敗と展開を予想していきます。
鈴木千裕のTKO勝利
ズバリ、鈴木千裕選手の1ラウンドTKO勝ちと予想します!
千裕選手が負けたダウトベック選手にも勝っており、戦績的には未来選手の勝ちを予想してもおかしくはありません。ただ、未来選手の直近の試合はいずれも、本来のアグレッシブさが影を潜め、厳しい展開が続いています。
加えて、1R決着がこうも続くと、メンタル面の不安も大きいです。ここ最近の未来選手は、慎重な立ち上がりの中で先にペースを握られてしまう展開が多く、それが早期決着の一因にもなっています。
一方で、千裕選手はピットブル選手をKOで倒した試合から、積極的に前に出続ける姿勢を貫いており、序盤から激しくプレッシャーをかけていくことができます。
以上のことから、YA-MAN選手や平本選手との試合と同じように、未来選手が制空権争いをする間もなく、一気に畳みかけられてダウンからのパウンドアウトという展開がどうしても浮かんでしまいます。
仮に千裕選手がダウトベック選手に勝っていれば、未来選手を全力で応援しますが、千裕選手も連敗していることを考えると、2人とも負けてほしくないと思ってしまいます。。。
ただ、どんな展開になったとしても1ラウンド決着だけは望みません。
勝敗の決め手
先ほども触れましたが、決め手は1ラウンドが始まって直後の制空権争いにあります!
ここ最近の未来選手は前に圧力をかけていけないため、どうしても自分の距離で戦うことを許してもらえず、千裕選手の間合いで試合することを強いられるはずです。
未来選手がカウンターやテイクダウンの距離を測りきる前に、千裕選手の右ストレートや左フックが顔面を捉えてしまうと予想します。
試合の展開予想
スタートと同時に、未来選手・千裕選手がそれぞれ中央を取るためプレッシャーをかけ合います。
圧力に負けた未来選手がサークリングに切り替えようとすると、千裕選手が一気に距離を詰め、ローキック・ワンツー・飛び込みながらのフックを駆使し、落ち着く暇を与えません。
未来選手が主導権を取り戻そうと模索する間、千裕選手は未来選手の右フックとタックルを警戒しながら、ダメージを蓄積していきます。具体的には、左手のガードを上げたまま、タックルに入れない距離からのローキックと飛び込みの右フック中心に組み立てます。
勢いに押された未来選手が、右フックや左ストレート、左ハイキックなどの大技を出したところ、もしくは出そうとしたところで、千裕選手の右ストレートでダウンを奪い、そのままパウンドアウトという流れになると予想します!
両者の勝ち筋を考えてみる
千裕選手の勝ち筋は展開予想でも記載した通り、右フックのカウンターに気を付けつつ、圧力をかけ続けることにあると思います。
ダウトベック戦では早期決着を意識したのか、かかってしまったのか分かりませんが、大振りの攻撃を出し続けてしまったため、そこさえ気を付ければ、あとはダウトベック戦と同じような戦い方で勝てると思います。
一方で未来選手は、千裕選手の圧力に負けず、ジャブやローキック、左ストレートを中心にきちんと戦うことができるかどうかがカギになります。そして、開始1分以内に、タックルに入り簡単に切らせなければ、一気に勝機が見えてきます。
この戦い方はカウンターのリスクを冒すことになるので簡単ではないかもしれませんが、以前の未来選手は普通にこなしていましたし、慎重に試合を作ろうとしてしまうと、展開予想通りの流れになり今回も早期決着になってしまうと思います。
打ち合う覚悟とタックルに入る勇気、この2つを持てるかどうかが、勝敗を握るポイントになるはずです!
未来選手が何もできずに負けてしまう姿はもう見たくないので、千裕選手とバチバチの試合を見せてほしいです!!