華があり人気もピカイチの萩原京平選手と、知名度抜群の西谷大成選手の試合が決まりました!
3月に行われたRIZIN50でKO勝ちを収め連敗を脱した萩原選手に対し、RIZINの勝ち星はないものの、BreakingDownで白川陸斗選手に競り勝った西谷選手。
男祭りという大会に相応しい、熱い勝負が期待できます!
この記事では、両者の実績やスタイルをもとに、勝敗予想をしていきます。
萩原京平vs西谷大成の試合日程・放送情報まとめ
対戦カード | 萩原京平 vs 西谷大成 |
位置付け | – |
大会名 | RIZIN男祭り |
開催日 | 2025年5月4日(14時放送スタート) |
放送 | ABEMA / U-NEXT / RIZIN LIVE(PPV) |
2人の戦績・ファイトスタイルを比較
試合予想の前に、萩原選手と西谷選手の戦績や特徴を振り返っていきましょう!
萩原京平選手の特徴
戦績
18戦:8勝 /10敗 / 0引き分け
2023年9月24日に開催されたRIZIN44の牛久戦、続く武田選手、高木選手との試合敗れ3連敗していましたが、前戦のRIZIN50では1ラウンド僅か26秒でTKO勝利を治め、約2年ぶりの勝利と共に連敗を脱しました。
負けた試合は、ほぼ全てで寝技に対応できないことが原因で敗れています。
スタイル・特徴
スタイルはストライカーで、特にパンチが得意です。圧力をかけリング中央を取り、ローキックやカーフキックでリズムを掴み、強打を入れていきます。またカウンターも上手く、前戦もカーフキックに対して右ストレートのカウンターを合わせダウンを奪い、そのままパウンドでまとめています!
スタンドの勝負強さや打たれ強さ、気持ちの強さが魅力です。
一方で、寝技への対応が常に課題となっています。スタンドの攻防で優位に進めつつもタックルからグランドの展開に持ち込まれ、そのままつけられてしまう、一本を取られてしまうというパターンが多く、悔しい思いをするファンも少なくありません。
西谷大成選手の特徴
戦績
14戦:6勝 / 8敗 / 0引き分け
RIZINには過去2試合参戦しているものの、いずれも1ラウンドKO負けを喫しています。DEEP SUMMER FESTIVAL 2024でも2ラウンド一本負けをし、総合格闘技を引退していましたが、9か月ぶりに総合のリングに戻ってきます。
スタイル・特徴
スタイルはストライカーよりのレスラータイプで、アグレッシブに攻め続け相手を削っていきます。タックルやテイクダウンも狙いますが、グラウンドでコントロールするというより、スタンドの展開を優位に進めるための手段として使う傾向が強いです!
持ち味は何といっても気持ちの強さと圧力にあり、ガンガン前に出てプレッシャーをかけていきます。
一方で、攻撃に集中すると守備への意識が疎かになることがあり、カウンターを合わせられてしまうこともあります。冷静に戦い続けることができると、よりチャンスを掴む可能性が高まるはずです。
萩原京平対西谷大成の勝敗と展開予想
それでは、勝敗と展開を予想していきます。
萩原京平のTKO勝利
ズバリ、萩原京平選手の1ラウンドTKO勝ちと予想します!
西谷選手も打撃が得意ではありますが、技術では萩原選手が1枚も2枚も上手です。西谷選手が距離感を掴み切る前に、萩原選手のパンチがヒットし、パウンドからのTKOという流れが濃厚です。
西谷選手はBreakingDown15のキックルールで白川選手に勝利するなど、打撃の強さを印象づけましたが、RIZINではストライカーである怪物くん(鈴木選手)にTKO、高木選手にKO負けを喫しており、純粋なストライカーには勝ちきれないイメージがあります。
逆に、萩原選手はスタンドの攻防で負けた姿をほとんど思い出せません。スタンドの攻防もあったストライカーとの試合で思い浮かぶのは、未来選手、鈴木千裕選手、高木選手ですが、いずれの試合でもスタンドの攻防ではイーブン以上でした。
いずれもスタンドに強みを持つ選手で自分からグランドの展開に持ち込むイメージはありませんが、萩原選手に確実に勝つために寝技の勝負を選択しています。
逆に西谷選手が勝つとすれば、スタンドの勝負にこだわらず積極的にテイクダウンを取りに行き、アグレッシブやジェネラルシップで判定勝ちを収める形だと予想します。
勝敗の決め手
スタンドの技術力の差が、そのまま勝敗につながります。
西谷選手はどうしても熱くなってしまうため、ダメージのないクリーンヒットをもらってしまうと、当て返さないと気が済まなくなってしまうはずです。そうなると、立ち技のレベルの差がそのまま試合結果に表れてしまいます。
西谷選手が勝ちに徹さない限り、この展開は避けられないと考えています。
試合の展開予想
スタートと同時に萩原選手がリング中央を陣取り、西谷選手がサークリングする形になります。
西谷選手はサークリングで逃げるというより、圧力をかけようと前に出るも、萩原選手のプレッシャーに押し負け、手数は出るものの、中央は取れないという状況が続きます。
一方の萩原選手はいつも通り圧をかけ、ローキックやカーフキックで距離感を掴みながら削っていきます。
萩原選手が距離感を掴むと、ワンツーや右ストレート、オーバーハンドフックなどで強打を打ち始めます。西谷選手も負けじと応戦し、近距離で打ち合う形が何度か生まれ、クリーンヒット数や被弾数に差が出はじめます。
そんな打ち合いの中で、萩原選手の右ストレートのカウンターが入り、フラッシュダウンしたところをパウンドアウトし、1ラウンドTKO勝利という展開になると予想します!
両者の勝ち筋を考えてみる
萩原選手はスタンドの勝負を徹底し、距離感や西谷選手の打撃になれるまではガードを固め、目が慣れてきたところでギアを上げていけば、まず負けないと思います。
西谷選手も気持ちが強く、打撃も怖いものを持っているため、最初から変に前がかりになってしまい、目が慣れる前にカウンターをもらってしまうことが最も怖いシナリオになるはずです。
逆をいうと、そこさえ気を付ければ他の試合と同じように、タックルを切ることに集中し、グランド展開には付き合わず、ひたすらスタンド勝負をすれば、勝てる試合になると考えています。
一方で西谷選手については、勝ちに徹することができれば十分に勝機があります。
萩原選手はスタンドの技術が優れている分、グランドの攻防は苦手であり、グランドコントロールもされやすい印象があります。
西谷選手の性格上、打撃で魅せたいという気持ちを分かりますが、あえて打撃には付き合わず、タックルとテイクダウンをひたすら狙い続けることで、徐々にリズムを取れるはずです。
1ラウンドの早いタイミングでタックルに入り、1.2回のタックルで尻もちをつかせるくらいのテイクダウンまで持っていければ理想です。
そうなれば、萩原選手の勢いをある程度抑えられますし、ローキックやカーフキックも出しづらくなり、萩原選手がリズムを掴みにくくなり、どんどん西谷選手のペースに持っていくことが可能です。