クレベル選手対シェイドゥラエフ選手がついに実現です!
フェザー級タイトルマッチとして、RIZIN男祭りのメインカードに組まれました。
破竹の勢いで勝ち上がってきたシェイドゥラエフ選手、フェザー級王者に返り咲いたクレベル選手の勝負は、ファン待望の一戦です。
この記事では、両者の実績やスタイルをもとに、勝敗予想をしていきます。
クレベル対シェイドゥラエフの試合情報
対戦カード | クレベル・コイケ vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ |
位置付け | フェザー級タイトルマッチ |
大会名 | RIZIN男祭り |
開催日 | 2025年5月4日(14時放送スタート) |
放送 | ABEMA / U-NEXT / RIZIN LIVE(PPV) |
試合予想の前に2人の特徴と戦績を確認
試合予想の前に、クレベル選手とシェイドゥラエフ選手の戦績や特徴を振り返っておきます。
クレベル・コイケ選手の特徴
クレベル選手は、柔術界の鬼神と言われるほど寝技が強く、勝利の多くが一本勝ちです!
戦績クレベル選手は、柔術会の
43戦:34勝 / 7敗 / 1引き分け / 無効試合1
RIZIN参戦後はパトリシオ・ピットブル選手、金原選手に負けただけであり、無効試合を含めすべてに勝利しています。加えて、前回の鈴木千裕戦を除くとすべてで一本勝ちを収めています。
スタイル・特徴
スタイルはグラップラーです。圧倒的な寝技力で、どんなに警戒していても寝技の展開を作られると極めてしまいます。得意技は、三角絞め、リアネイキッドチョーク、ダースチョークで、アーチュレッタ戦のヒールフックにはとても驚かされました!
立ち技の技術も年々向上しており、寝技に持ち込むまでの戦いにも安定感が出てきています。
相手がストライカーの場合、スタンドの攻防ではロープやコーナーを背負う形で様子を見て、隙を見てタックルに入る、もしくは引き込むことで寝技の展開に持ち込みます。
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手の特徴
シェイドゥラエフ選手は、RIZIN参戦から劇的な勝利を続けており、すでにUFC入りまで期待されています!
戦績
13戦:13勝 / 0敗 / 0引き分け
RIZIN参戦後は武田選手、アーチュレッタ選手、久保選手と強敵ばかりを相手に、圧巻の勝利を続けています。
スタイル・特徴
スタイルはオールラウンダーです。強靭なフィジカルを武器に、立ち技でも寝技でも相手を圧倒してしまいます。
RIZIN参戦後はグランドの攻防が目立っていましたが、前戦はK-1やGLORYの元チャンピョンである久保優太選手と立ち技でも互角の戦いを繰り広げており、フィジカルだけではない一面も見せつけました。
どんな展開も恐れておらず、常に前に出てプレッシャーをかけ、スタンド・グランドに関係なく、勝負所で一気に畳みかけます。
クレベル対シェイドゥラエフの勝敗と展開予想
それでは、勝敗と展開を予想していきます。
シェイドゥラエフのTKO勝利
ズバリ、シェイドゥラエフ選手の2ラウンドTKO勝ちと予想します。
ちゃんと調べたわけではないですが、おそらく僕と同じようにシェイドゥラエフ選手を挙げる人が多いのではないでしょうか?
そのくらい、シェイドゥラエフ選手に幻想がありますし強さの底が見えません。
正直、個人的な思いだけでいうとクレベル選手を応援していますし勝ってほしいですが、かなり厳しい戦いになるのではないかと思います。
勝敗の決め手
この試合は、クレベル選手の技がシェイドゥラエフ選手のフィジカルを上回ることができるか?その一点がポイントになります!
シェイドゥラエフ選手が本当に力だけの選手であれば、クレベル選手が柔術力で持って行ってしまう未来が見えますが、フィジカルに甘んじない技術も持ち合わせているため、クレベル選手のやりたい展開を作れないのではないかと考えています。
惜しいところまでいくものの、シェイドゥラエフ選手のフィジカルで決める前にエスケープされてしまう気がしています。
逆を言うと、フィジカルに抗うことができればクレベル選手が極めてしまうと思います。なんといっても、1階級上の絶対王者でフィジカルも強いサトシ選手とトレーニングを積んでいるので、その可能性も十分あると思います。
試合の展開予想
一言で言うと、久保優太戦のグランドバージョンになると予想します!
圧力をかけるシェイドゥラエフ選手に対し、前蹴りを中心とした打撃で距離を測るクレベル選手という構図が基本的になります。
そして、距離の攻防の中で、シェイドラエフ選手がガードの上から重い打撃を当て、クレベル選手はタックルに入るという動きがあり、タックルが切られるもしくは、尻もちをつかせるところまではいくものの、すぐに立ち上がられてしまう、という展開が続くはずです。
その中で、たまにクリーンヒットも混ざりながら、シェイドゥラエフ選手の打撃が、クレベル選手に対して徐々にダメージを蓄積していくと考えます。
第2ラウンドに入り寝技で決める力がなくなったところで、苦し紛れの引き込みを利用して、シェイドゥラエフ選手がパウンドアウトして終わらせる。という流れになると思います!
久保選手はスタンドの攻防で徐々にダメージを負い、グラウンドの攻防で大きくダメージを蓄積し、最期はパウントアウトという感じでしたが、クレベル選手はその逆になるはずです。
グランドの展開ではエスケープ用の打撃で徐々にダメージを蓄積し、スタンドの攻防で大きなダメージを受けてしまい、最終的に引き込んだところをパウントアウトという形になるはずです。
クレベル選手が勝つには、グラウンドコントロールできるかどうか、その展開に持っていけるかどうかにかかっています。タックルや引き込みをした後、あっさり立たれるようなことがなく、体力を削る作業ができれば、一本勝ちする可能性も十分にあるはずです!
僕はそんなクレベルに期待しています!!